2012年12月25日火曜日

クリスマスですかね。

何か随分押し詰まってきました。

えーと、今、サンデーGXで原作を描いている「桃源郷へようこそ!」のコミックスが、2月に発売予定になりました。
ありがとうございます。
おかげさまで、最初読み切りの予定が3話6話と伸びて、ここまでやってまいりました。
…「美女で野獣」のときと同じ横入りパターンですね。
書店に並んだ折には、是非、よろしくお願い致します。

で、先週はといいますと、小学館の年末パーティーと少年シリウスの懇親会が二日続けてありました。
普段、カミさんと編集さん以外とはほぼ会話を交わさない日々なので、獲物を求めて行って参りました。
色んな方とお話しさせていただきました。
ありがとうございます。

小学館、サンデーGXの方ではもっぱら、今、「イーヴィル・イーター」という漫画の原作をされている、永福一成さんと連んでたわけですが。
…厳ついお坊様ですよ。
永福さんは、昔私がヤングマガジン海賊版で「BLADE」を連載していた同時期に「ライトニングブリゲイド」という、相当時代を先取りしたキレキレの漫画を連載されていた方で。
今、また同じ雑誌で今度は原作同士で載ってるというのは なかなかに面白い縁ですね。
業界せまいというか。

まだ同期が頑張っているというのはうれしいですね。
私の方も負けないように踏ん張りたいと思います。

2012年11月8日木曜日

XBLADE十 5巻

もう、明日ですね。
「XBLADE十」の5巻が発売になります。
 トランスフォーマーのナレーションぽく、「さあ、闘いだ!」な感じになって来てます。
よろしくお願いします。

…だけだとあまりに愛想がないのでたまには語ってみますかね。
ぶっちゃけ、「XBLADE」の内容は、海賊版でやってた「BLADE」連載終了後に色々考えていた続きとは違ってます。
でもねー、自分で全部今描いても、やっぱりまんま当時の続きという風にはならなかったと思います。
だって、10年以上経ってるんですよ。
いま、当時のノリを再現しようと思っても無理です。
あくまで同じ時系列の中の「別作品」ということで主人公も変えましたし、ルートが変わっちゃってます。

ただ、当時構想していた設定と大筋は変わっていません。
現行の主人公が違えど、かつて何があって、これから何が起こるのか、大きい部分の変更はないです。
前作で裏のまま終わってた設定やギミックもそのまま今回吐き出す予定ですし、すでにいくつか吐き出してます。

ただね、前作から4年という設定にしたのは、その4年の間に「BLADE」終了後にボヤーッと考えていた諸々エピソードが存在するということにしたかったからですね。
当初は、武美たちも出さない方向で考えてたんですけど、ここまで来たら、もう、出し惜しみとかしてる場合でもないし、クライマックスにあの二人が介在しないというのも切ない話なので解禁しました。

出来れば、局面ごとで楽しんでいただきたいところなんですけどね。
ハルと真名の同棲ダラダラ日常系伝奇アクションを、もっとやりたかったんですけど。
とはいえ、この先の展開もお楽しみに、ということで。
よろしくお願い致します。


ところで、いつも新刊紹介のときに寂しいなあ、と思ってたんですけど、漫画家さんのブログの横に、よく、コミックスのジャケットと共にAmazonへのリンクとか貼ってあるじゃないですか。
あれってアフィリエイト?
それともブログの機能なのかな。
よくわかってないです。
作者が自分の作品にだけつけるならいいですか?
だって見た目寂しいし。

試しに、直接商品ページのアドレスを貼りつけてみましょう ↓

http://www.amazon.co.jp/XBLADE-CROSS-%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%82%B9KC-%E5%A3%AB%E8%B2%B4-%E6%99%BA%E5%BF%97/dp/4063763676/ref=pd_ys_qtk_fr_10

…ああ、これは違うわ。

2012年11月2日金曜日

ハロウィン…

も、すでに遠くに過ぎ去り、すでに11月ですね。
 サンデーGXの「桃源郷へようこそ!」が、一応魔女っコものなので、うまく絡めて宣伝しとこうと思ったのに…。

 で、まあ、結局宣伝なんですが、「XBLADE十」5巻が、11月9日発売となっております。
なにとぞよろしくお願い致します。

 そんなこんなで、連載二本の原作をやっているわけですが、先日、しばらく仕事場にこもって作業した後、自宅に帰ったら両作品の刷り出しが届いていて、続けて両方読んだんですが、まあとても同じ人間が元を書いたとは思えない読後感。
 自分一人でも何かそんな感じの統一感のない漫画を描いてきたのは確かですが、作画を違う方にやって頂くことによってここまで…。
 で、どうかといえば、まあ正直ニンマリしたわけですが。
 面白いですな。

 電子書籍でも色々読めるようになって、正直自分ではどこで何が買えるかすらよくわかってません。
 先日始まったAmazonの日本版Kindle、試しに自分の名前で検索かけてみたら、「美女で野獣」は並んでました。
 だんだんと、買える作品も増えるのではないでしょうか。
 試しに、自分で1冊買ってみてiPadのKindleアプリで見てみたら、なんかやけに綺麗でしたよ?
 どうやってるんだろう。
 たしかに、コミックスは文章と比べて相当データが大きいようでしたが。

 サンデーGXサイトの、作品紹介コーナーから、「桃源郷へようこそ!」第1話の試し読みが出来るようです。
 試してみて下さい。

2012年8月23日木曜日

桃源郷へようこそ!

どうも。
暑いですね。

発売中の、サンデーGX9月号に「桃源郷へようこそ!」(原作担当作品です)の2話目が載ってます。

最初、読み切りで一本、て感じで造り始めて、掲載に向けて企画通すときに「短期連載、3回で」ってなって、実際に掲載される段階で「もうちょっと描いて良いよ」ってことになってます。
現状あくまで短期連載なんで、あと何回、みたいなカウントダウンをしながらネーム切ってますけれども。
今、だいたい4話のネームが上がった感じですが、3話で一旦終わる予定だったので、次回掲載分で多少のまとめ入ってます。
続く感じで調整は入れましたが。

作画の水谷麻志さんは、とある漫画家さんのチーフアシスタントの方なので、どんどん変更の入るスケジュールでご迷惑をおかけしていると思います。
すみません。

最初の1話目を通すまでに、他の企画と並行して進めてはいましたけど、だいたい1年くらいかかってます(諸々申し訳ない感じです)。
設定とかキャラクターとかを一番良いところに納めるための試行錯誤に時間かかるわけですが、もう土台の出来てる2話目からは、だいたいお話の方向決めたらそれなりの早さで描けるようになります。
一番新しい4話のネームでは、こっちがちょっと躊躇うくらいキャラクターが勝手に動き出してます。
最初読み切りの予定だったので、違和感すらありますね。
ただ、キャラクターが動き出すっていうと聞こえが良いですが、手癖で描いちゃってるんじゃないかという不安も感じます。
まあ、無理矢理考えて動かすのもおかしいと思うので、これで良いんでしょう。
楽しいし。

「XBLADE」は、完全に文章で渡しているのですが、こちらはネームでそこそこ絵も入れているので、距離感が相当違いますね。

新人さんの力になれると良いなあ、みたいなスタートなんですけど、今は相当自分で楽しくなっちゃってるんで、「桃源郷へようこそ!」是非、よろしくお願いします。

2012年7月8日日曜日

宣伝。

月曜日、7月9日に、「XBLADE十」のコミックス4巻が発売になります。
 士貴さんもかなり体調とか不安のあった時期だったはずですが(ていうかけっこう面倒な作画を用意してしまったり…ホンマすんません)、それでも休載無しに頑張って下さいました。
 んで、届いた本読んだら、そりゃもうガッツリ手が入ってます。
 ついついニヤケながら読んでしまいました。単純に作画ということではなくて、テンポとかやりとりの楽しさみたいなところが随分ブラッシュアップされております。
 コミックスでまとめて読むと、賑やかな巻になってると思います。
 是非、よろしくお願いいたします。

 んで、もうひとつ。
 今発売中のサンデーGXに予告も載っておりますが、こちらも原作で。
 「桃源郷へようこそ!」
 今月19日発売のサンデーGX8月号から、数回、短期連載の予定です。
 作画は、昨年、読み切り作品「サカキさんちのコ猫たち」でご一緒させていただいた、水谷麻志さんです。
 温泉魔女っ娘もの?みたいな。

 こちらもよろしくお願いいたします。

 で、まあ、もう絵は描かないのか、みたいな感じにどうしても見えると思いますが、そんなことはないです!
  (一部から、「ええ〜」って声が聞こえたような気もしますが)
 たまたま今そういう回りというか、作画の方を待たせてる状態は、やはり気が気じゃないから優先してやってる感じでして。 
 マジで、お話一本通ったら作画作業を挟まずに次のお話とか、相当キツイんです。
 作画が楽ということでは全然無いんですが、相互にストレスを解消し合うような関係なので、イダタツヒコとしてはちゃんと両方やっていきたいです。
 まあ、載せてもらえなかったらそれまでなんですが、一段落ついたところで何とかなりたいと思ってます。

2012年3月9日金曜日

本日は

「XBLADE十」3巻、本日発売です。
「幻獣坐」2巻も同時発売で、士貴さんのコミックスとしては2冊同時発売です。
私としても大変喜ばしいですよ。
…相乗効果も見込めますし(打算的)。

いや、まじめな話、自分が原作やっていて一番恐ろしいのは、漫画を描いていただいた方にとって「イダタツヒコになんか関わらなければ良かった!」みたいな話になることですから。
多方面に活躍される姿を見るのは冗談抜きで嬉しいです。

そんなわけで、2冊同時刊行を記念して士貴智志さんのサイン会が行われます。
3月25日、新宿紀伊國屋。
詳しくは
http://www.sirius.kodansha.co.jp/event_sktks.html
この辺を。

ちなみに、「XBLADE」単独ではないので、サイン会への私の参加はありません。
念のため。
原作が両側に並ぶとかあり得ないですから。

2012年1月17日火曜日

年始のご挨拶。

気がつけばこんな日付…。
早々に書こうと思いつつ申し訳ありません。
本年もよろしくお願いいたします。

昨年は、結局、原作以外にはサンデーGXのチャリティー本に4ページ描いただけで、新作を興すことが出来ませんでした。

もうなんというか単純に「うまく描けませんでした」というだけで。
アイデア自体はいくつも出来てるし、完成させれば多分掲載してもらえる状況だったんですけど、出来ませんでした。
何がどうしてというのはよくわからないんですが、ボタンを掛け違えてる感じが一年通してぬぐえませんでした。

そんなわけで、月が変わると共に焦りと無力感が増していき、年末には相当煮詰まってました。
しかも、焦れば焦るほど一人で籠もって人に会わない感じで。

そんな年の暮れ、小学館や講談社の忘年会で久しぶりに色んな方と話す機会があり、知り合いと飲むこともありました。
なんかですね、漠然ともう業界に居場所はないんじゃないかなーくらいの精神状態だったんですが、知り合いと話したり、思いがけない方から声をかけて頂いたり。
「次まだですか」とか「読んでました」とか、もう、なんか嬉しくて。
自分の名前を知ってもらってるだけでも。
本当に単純ですが、頑張ろうと思いました。

まあ、この場は不特定多数の皆様に向けてですので、あくまで一方的に、「今年は少しでもたくさん『イダタツヒコ』の名前をどこかで見かけてもらえるよう勝手に頑張るよ!」
…ということで年始の挨拶とさせて頂きます。

現在進行形の原作も、もちろん益々力を入れていきますよ。
…その、年末のシリウスの忘年会で久しぶりに士貴さんに会ったんですが、
「なんか、面倒な作画がどんどん増えてすみません」
と言ったときに
「本当に」
という返事に、冗談半分とはいえ士貴さんの目が笑ってなかったことが印象に残っています…。
ああ…ごめんなさい。
ときどきなんとか少しでも、こっそり作画の楽な表現にしようとしてるんですが、担当チェックですべて見破られているのです。

とはいえ、そんな無茶を通して描いて頂いてる士貴さんの仕事は必見だと思いますよ。
「XBLADE」、本年もよろしくお願いいたします。

そんなわけで、本当にたくさんの人に助けられています。
すべての人に、ありがとうございます。
皆様にとってよい年でありますように。
本年もよろしくお願いいたします。

2012年1月17日 イダタツヒコ