2009年2月22日日曜日

デジタルその1

とりあえず、漫画原稿(白黒)の入稿に関してです。

掲載サイズ実寸というのもよく聞きますが、とりあえず「サンデーGX」と「少年シリウス」では、原稿用紙サイズ実寸です(少なくとも今のところ)。
つまり、プリントアウトしたときに新人賞応募要項のところに書いてある原稿サイズになるということです。
プリント用紙がB4な感じ。

データはPSD(フォトショップ)の二値、私の場合は解像度600dpiです。
ファイル名にページ順で連番ふってフォルダにまとめてCDに書き込み、レーザープリンタでプリントアウトした原稿見本をつけて受け渡しています。
正直この段階で、でかくても100メガバイト以下のサイズになります。

いざとなったり距離が遠かったりしたときはネット経由で受け渡しとかもありますが、最近出版社さんのセキュリティーがかなり堅くなっているので、メールの添付ファイルのサイズ上限が結構低かったり、使える(ネットストレージとかファイル送信とか)受け渡しサービスが限られていたりします。
ご注意。

プリントアウトに関しては、最近コンビニプリントとかも発達しているので、多少不便ですが、でかいレーザープリンタなしでも何とかなります。

ちなみにカラーは、私の場合、400dpiのPSD(フォトショップ)ファイルで、CMYKで入稿しています。

デジタルと原作と

両方、やり始めるにあたって色んな人のブログとか参考にしたので、自分もちょっとは書いていこうかと思いました。

デジタルは、「誰かがカッコゥと啼く」単行本3巻に入ったところから導入。
(さかのぼれば結構昔から色々やってますけど)
コミックスタジオ4(Windows版)が出たタイミングで一気に機材そろえ直して、一応試しにその当時のアシスタントさんに使ってもらったら、「楽」っていうことだったのでそのまま完全移行しました。
最初、完全に原稿にペン入れした段階でスキャン、仕上げをデジタルで、という感じだったのですが(ようは、自分は完全に紙仕事、スキャンしたものをアシスタントさんに回すカタチ)、だんだんPC上ですませる部分が増えて、ある時点から「あ、タブレットで描いた方が早い」という感覚がやってきました。
それでちょっとずつ混ぜ込みながら増やしていき、最終回では人物のペン入れを完全にタブレットで行っています。
その後二本読み切りを描いていますが、どちらも、背景までデジタルです。
ただ、どうしてもまだモニタでは原稿用紙上のバランスがうまくとれないので、今も、下描きまではアナログでやっています。

原作の方は、本当に悩みました。
右も左もわからず。
コンテか文章か聞かれたときに「文章で」と答えたのは、普段と違う作業形態にあこがれたのと、漫画を描く、っていうのはネーム(絵コンテみたいなものです)を描くことだと思っているので、経歴のある作家さんにそこまでやって渡すのは失礼だと思ったからです。
とはいえやり始めて結構後悔…
オフィシャルな書式があるではなく、なおかつ自分の頭の中をうまく定着させるにはどうしたらいいか経験値もなく。
それこそ検索かけまくってウェブサイトで調査したり、シナリオの書き方の本を大量購入したり、知り合いのシナリオライターの方に何本か見本をいただいたり。
あとは自分がうまく書けるカタチを試行錯誤した結果、最終的には、頭の中にネームを浮かべて文章に起こす、というある種倒錯した形態に行き着きました。
簡単に書いておくと、漫画の一ページを文章でも一ページで書く感じです。
で、一コマを、一シーンで割る。
吹き出し一つ分のセリフを「」一つでくくる。
ネームと同じく、見開き単位で構成するので、エディタで文章作成した後は二ページ一枚にしてPDFで書き出し。
よくわからないかもしれませんが、そのうち詳しく、もしくは実例でアップできればいいかな、と思います。
とにかくまあ、シナリオとしては特殊なカタチです。


と、そんなところでプロローグ、ということで。
具体的なところは思い立ったときにボチボチ書いてみます。
…望まれてないかもしれませんがね!

2009年2月2日月曜日

らびゅ〜〜〜


現在週刊少年チャンピオンで連載中の「弱虫ペダル」で絶賛評価急上昇中の、渡辺 航さんですが。
かつてチャンピオンRED連載、「電車男」連載のため第1部完、なおかつコミックス最終刊が出ることの無かった「制服ぬいだら♪」!
当時大好きだったので、最終巻が出ないと知って枕を涙で濡らしたものですが、めぐりめぐってシリウスから!ようやく幻の6巻が発売ですよ!
うれしい〜〜。

「弱虫ペダル」とはかなり方向の違う、ゆるゆるパンツまんがですが、まぼろし記念に全巻そろえる方向で。
ええ、私はもちろん自腹で全部買ってます。