2012年1月17日火曜日

年始のご挨拶。

気がつけばこんな日付…。
早々に書こうと思いつつ申し訳ありません。
本年もよろしくお願いいたします。

昨年は、結局、原作以外にはサンデーGXのチャリティー本に4ページ描いただけで、新作を興すことが出来ませんでした。

もうなんというか単純に「うまく描けませんでした」というだけで。
アイデア自体はいくつも出来てるし、完成させれば多分掲載してもらえる状況だったんですけど、出来ませんでした。
何がどうしてというのはよくわからないんですが、ボタンを掛け違えてる感じが一年通してぬぐえませんでした。

そんなわけで、月が変わると共に焦りと無力感が増していき、年末には相当煮詰まってました。
しかも、焦れば焦るほど一人で籠もって人に会わない感じで。

そんな年の暮れ、小学館や講談社の忘年会で久しぶりに色んな方と話す機会があり、知り合いと飲むこともありました。
なんかですね、漠然ともう業界に居場所はないんじゃないかなーくらいの精神状態だったんですが、知り合いと話したり、思いがけない方から声をかけて頂いたり。
「次まだですか」とか「読んでました」とか、もう、なんか嬉しくて。
自分の名前を知ってもらってるだけでも。
本当に単純ですが、頑張ろうと思いました。

まあ、この場は不特定多数の皆様に向けてですので、あくまで一方的に、「今年は少しでもたくさん『イダタツヒコ』の名前をどこかで見かけてもらえるよう勝手に頑張るよ!」
…ということで年始の挨拶とさせて頂きます。

現在進行形の原作も、もちろん益々力を入れていきますよ。
…その、年末のシリウスの忘年会で久しぶりに士貴さんに会ったんですが、
「なんか、面倒な作画がどんどん増えてすみません」
と言ったときに
「本当に」
という返事に、冗談半分とはいえ士貴さんの目が笑ってなかったことが印象に残っています…。
ああ…ごめんなさい。
ときどきなんとか少しでも、こっそり作画の楽な表現にしようとしてるんですが、担当チェックですべて見破られているのです。

とはいえ、そんな無茶を通して描いて頂いてる士貴さんの仕事は必見だと思いますよ。
「XBLADE」、本年もよろしくお願いいたします。

そんなわけで、本当にたくさんの人に助けられています。
すべての人に、ありがとうございます。
皆様にとってよい年でありますように。
本年もよろしくお願いいたします。

2012年1月17日 イダタツヒコ